私とTwitter 2021 2/8(月)

タイトルを書く時、まず2020年と書きかけたし、そのまま1月とも書きかけた。時が過ぎるのは速く、もう1年の1/12が終わってしまった。



はじめに言っておきますが、閲覧注意です。私の汚い部分を詰め合わせただけの駄文です。そしてあなたを、あなたの周りの人を非難するような内容である可能性があります。

そして記述した内容は全て自戒をこめたものであり、私の経験に基づく話なので、あなたには当てはまらないこともあります。




今、これはきっと公開できるであろうと信じて書いている。というのも、今まで何度もブログを書こうとしてお蔵入りさせてきた。自分の気持ちを書き連ねていると、なんだか厨二病を拗らせた駄文のような思えて恥ずかしくなってくる。今まで書きかけたブログも、全てその理由でボツになった。でも、どうやら私は自分のことを人に知ってもらうのが好きらしい。どこまでも承認欲求強いんだよね。ので自分のノートの日記とは別に、別の観点から1日を見つめたブログ用の日記を書くことにした。もしこれを読んでくださっている人がいたら、これは日記の1ページというより序章のような、そんなものだと思って読んでもらいたい。

 



今日、思うところあって、メインで使っていたTwitterのアカウントをログアウトした。詳しい経緯は伏せるが、簡単に言えば、私はネットを卒業しようとしている。


私がインターネットの世界で生き始めたのは、中学1年生の夏頃からだった。最初のネット友達、所謂ネ友は、当時爆発的に流行していたバトロワゲームでオンライン対戦をしているうちに知り合った北海道の大学生と、東久留米のヤンキーだった。ちなみに両方男。女子校半年目にして早くも飢えていた私は、女として扱われることが非常に嬉しく、そのゲームに依存し、夏休みは最高4徹してゲームに没頭した。アホである。

その頃、YouTubeでゲーム実況者という肩書きの人間が動画を出しているということを知った。私がハマったのは、私の好きな進撃の巨人のキャラクターの声真似をしながら先述したオンライン対戦ゲームの実況をしていたチャンネルだった。のめり込んでいくうちに、その実況者がツイキャスというアプリをメインに活動していること、ファンの多くはTwitterアカウントで交流を図っていることを知った。


私の最古参の方々は覚えていらっしゃるかもしれないが、私の最初のアカウントはその実況者とファンと繋がるために作ったものだった。HNはNEWSの曲の歌詞からつけた。名前にファンネームをつけたり、はじめてのオフ会に参加したり、どんどん広がっていく未知の世界に、私は圧倒された。それが全ての悲劇の始まりだとも知らずに。


Twitterの使い方を覚えた私は、当時頻繁にLINEしていた、中学受験の為に通っていた塾での友達の男の子とTwitterで繋がった。それがちょうど2019年の5月あたり。彼のRTで、私は、とあるツイッタラー兼ツイキャス配信者の方の存在を知った。どういう心境でその方と関わりたいという思考に至ったのかは記憶にないが、推測するに、ハマっていた実況者の界隈に飽き始めていたのだろう。とにかく私は、新しいコミュニティを欲していた。そしてある日、その配信者の方の配信に突撃した。


東大に、英語に、プログラミング。ずらっと並んだ意識高そうなワードに、私は強く惹かれた。オンラインゲームで「声の可愛い女子中学生」というブランドを築き上げてきた私に怖いものはなかった(今考えると何やってんだよマジで頭使えよと思います)。案の定私は物珍しい女子中学生ということで歓迎された。JCブランド最強。それだけの理由ではないかもしれないが、ありがたいことに、配信者の方は礼儀知らずの私を暖かく迎え入れ、面白がってくださった(その方には、1年半以上が経過した今現在も大変お世話になっています)。さらに広がった未知の世界に、世間知らずの私はどっぷり依存した。






 中学に入るまで、私は「成績が良くて良くてピアノも弾けて先生ウケも良くてみんなの中心にいる優等生」だった。いつでも周りに友達がいたし、成績も学年で1番だったし、当時には当時なりの不満はあったものの、順風満帆な人生を送っていた。

母にはいつも、「頭は良くなくたっていいから、人に優しい子でいなさい」と言われていた。両親から学業に関して口出しされたことはほとんどなく、中学受験も志望校も私の意思に基づいて決定された。母の予想に反し、私はかなり高い偏差値を維持し続けることができた。結果第1志望に合格し、舞い上がっていた私に、母は毎日のようにこう言った。「絶対、これから先挫折するよ。クラスで1番の女の子が集まってくる学校だから。」

母の忠告はそっくりそのまま現実になった。成績も普通。生徒の8割は音楽経験者。更に+αの芸を身につけた子も多く、私は完全にモブになった。母に口うるさく言われ頭では理解していたものの、自分が認められない現状に私は大きな不満を抱え始めた。



時系列が前後したが、まあつまりはこういった理由で、私は自分が面白がられ認められる場所が欲しくてたまらなかった。そこで行き着いた先がTwitter


配信者の方の影響で、Twitter垢も作り替え、さらに規模を拡大した。ログアウトした今朝の記憶では約420人の方と繋がっていた。本当に知らない世界ばかりで、毎日が楽しかった。数多くの顔の見えない友達を作り、数多くの顔の見えない男性と恋愛をした。


当時の私には、Twitterの大人や大学生や高校生の方が学校の友達なんかより学歴があって物知りで大人でかっこいいと思っていた。愚かだね。もちろん、今でも私の人生にとって実りのある出会いになったと思える人は沢山いる。こんな私の人生相談に乗ってくれる人や、かっこいい生き方をしている憧れの人、一緒にゲームができる友達、リアルの友達以上に深い友情を築くことのできた友達。素敵な出会いが数多くあったことは事実だ。感謝している。

しかし、しかしだ。総じて言いたい。私に好意的に接してくださった方々に大変失礼なことを申しているのは承知の上で。ネットのJCJKに手を出してくるような大人は大人ではない。たまに本当に運命の出会いで、上手くいくような人たちもいるらしいが、割合としては少ない。大人の仮面を被った悪い男に翻弄される不毛な恋愛に身を削っている愚かな女子中学生など私以外にはいないかもしれないが、一応注意すべきポイントを羅列する(全てブーメランであることはもちろん理解しています)。まずTwitterに張り付いている時点で怪しい。リアルが充実していない時点で、社会に適合できないなんらかの理由を抱えている可能性が高い(私自身も社会不適合者なので、同じような人種と共鳴し合い惹かれ合いましたが結局長続きはしなかったです)。たまにリアルとネットの使い分けが上手な人もいるが、割合としては少ない。次に、病んでいる時にDMでLINEを聞いてきたらもうストップをかけた方がいい。ちなみにこれについては、女性側にも落ち度がある。FFに獣がいるアカウントで病んで構ってもらおうとするのやめましょう。良いことないです。これについても、たまに本当に下心なく相談に乗ってくれる心優しい人もいるが、割合としては少ない。最後に、LINEや Discordで個人通話を持ちかけられたらもうアウト。例の卑猥な通話に持ち込まれる可能性が高い。たまにただ話を聞いてくれたり共に作業をしてくれたりする人もいるが、普通に考えて作業効率落ちるし、何回か段階を踏んで近寄ってくる輩も多いので要注意。

私は小学生の時からとんだダメンズ好きで年上好きなので、特にTwitterに転がっているようなダメな男性に惹かれがちなのだが、どんなにその時は楽しくて気持ち良くても長続きしないのだ本当に。将来の自分のためにはならない確実に!



ネットに完全に依存し快楽に溺れた私は、肝心の自分の学業やリアルな生活が疎かになっていることに気づかなかった。昼夜逆転や不規則な生活を繰り返し、私の心と体は少しずつ崩壊していった。家族や友人にも迷惑をかけた。本当にダメ人間に成り下がってしまった。あーあ。


頭が良くて、可愛くて、リアルが充実しているキラキラ女子になりたかったはずの私は、Twitterに張り付いて勉強をおろそかにし、不規則な生活によって不健康になり、ついには不登校になり、寂しさのあまりネットの馴れ合いに縋り付くような酷く惨めな女になっていた。最悪。最低。




ここまで長々と自分語りをしてしまったが、つまりは何が言いたいのかというと

いくら頭がいい人たちと付き合っても自分の頭は良くならない!いくら意識の高い人たちと連んでも自分が意識を変えなければ意味がない!一時の快楽に溺れるな!Twitterで病み慰め合い馴れ合っているだけだは何も変わらない!!!!むしろその時間がもったいない!!!!!!!


ということである。


今ネガティヴになっていても仕方ないので、まだ自分にはチャンスがある、まだ間に合うんだと割り切って努力していくことに決めた。まずネットをうまく使えるようになるまでは引退する。そのためのログアウトである。これから先、もっと規模を縮小していって、近いうちにこの世界から足を洗う。


先日、カメラロールを漁っていた時、2、3年前の自撮りを発見して泣いた。目が輝き、肌艶が良く、生き生きとした顔をしていた。私は再びあの輝きを取り戻すべく、長い旅を始める。

この3年は、広い世界を知るための修行の期間だったと思えば惜しくない。いや、惜しいし、できることならやり直したいと思っているが、もう過ぎてしまったことなので!



皆さんの中にも、今の状況から抜け出したいと思っている方がいるかもしれない。一緒に頑張りましょうね。



私は生きる。理想の自分になるために。もう誘惑には負けない。強くなるんだ。


いつかの夢

雨が降っている。


広くて暗い体育館の屋根に、雨が当たる音がする。雨はずっと降っていて、体育館の中はかなり湿度が高い。


「君は、もう少し自分に優しくなっていいんだよ」


目の前の男が私に向かって静かに言う。


ここはどこだろう。わからない。ステージの前にはたくさんのパイプ椅子が並んでいて、換気用の窓から僅かな光が差し込んでいる。


周りには他に誰もいなくて、この世界には私とこの男しかいないんじゃないかと錯覚する。


この男は誰だろう。名前はわからない。でも、銀縁の眼鏡の奥で哀しそうに笑うその目は、私の知っている目だった。


不意に、あついものが頰をつたう。


私の目から流れるそれを見た男は、その目にさらに深い哀しみを馴染ませる。


「幸せになってくださいね」


口に出した途端、胸があつくなる。鼻がつんと痛くなる。視界がぼやけて、溢れたものが口に入って、しょっぱい味がする。


ああ、アイシャドウが落ちちゃう。汚れた自分の顔を見られたくなくて、下を向いた途端、抱き寄せられた。


知らないけど、知ってる。匂い、ごつごつした手、細い見た目とは裏腹にかたくて厚い胸板の感じ。


「先生…先生のバカ!バカバカバカ!…」


気づけばそう口走っていた。彼の鼓動を感じながら、彼の腕の中で、私は泣き喚いてる。そうだ、この人は先生。どうして私を置いていくの、私には先生しかいないのに。


優しかった彼の腕に力が入る。


「僕のこと許さなくていいから。君の方こそ幸せになるべき人なんだよ。僕のことなんか早く忘れて、幸せになるんだよ。」


そんなことできるわけない。どうして忘れなきゃいけないの?どうして私は生徒で、この人は先生なんだろう。わからない。わからない、ねえ、どうして、教えてよ先生。


外の雨が一層激しさを増して、体育館の屋根に勢いよく雨粒がぶつかる。


彼の体温が、あたたかくて、愛おしくて、涙はとまらない。何か言いたいのに、何も言えない。


先生は私の一番なのに、私は先生の1番じゃない。先生は私の全てなのに、私は先生の全てじゃない。彼の腕の中にはいつも、私じゃない人がいる。今までも、これからも、ずっと。


彼が私の頰に触れて、涙を拭ってくれる。彼の手が触れるあたりに、かたく冷たいものを感じた。やだなあ、最後に会うときくらい外してよ、結婚指輪なんて。こういう気の利かないところも好きだけど。

そんなことを思いながら精一杯の笑顔を向けた。


私の好きな薄い唇の端があがって、背中と顔を強く引き寄せられて、先生と、最初で最後のキスをした。


今までの慎ましく幸せな日々が脳裏に浮かぶ。


極限まで傷ついた私を、優しく抱きしめてくれた先生。ありのままの私を受け入れてくれた先生。大好き。


唇が離れる瞬間、普段は眼鏡の陰に隠れている先生の目がはっきり見えた。まつ毛長いなぁ。


「私、十分幸せでしたよ。」


そう言って、彼を軽く突き飛ばす。離れた細い腕を見て、ああ、もう二度とこの腕に抱かれることは無いんだと気づいた。


「今までありがとう」


彼の目は最後まで優しかった。


「さようなら、先生」


今度はそらさずに、彼の瞳を真っ直ぐに見つめた。


よし。


愛しい彼に背を向けて、体育館の出口へと走る。もう振り返らない。湿気で滑りそうだったけど、全力で走る。体育館を出て、土砂降りの雨に打たれながら更に走る。顔を濡らしているのは自分の涙なのか雨なのかもうわからない。

綺麗な茶髪のロングヘアで、童顔の私とは比べ物にならないくらい美人で、スタイルが良くて、柔らかい雰囲気のあの女の人の笑顔がはっきりと浮かぶ。例えば私があの人を殺しても、私と先生が結ばれることはないだろう。


気づけば辺りには体育館も校舎も住宅も見えない。雨も降っていない。真っ白な空間をひたすら走っていた。




あれ、どうして私、走ってるんだっけ。何かが鳴っている。うるさい。その音が私の全てをかき消していく。




目覚める。布団の中。私の手は無意識に目覚まし時計を止めていた。

外は雨が降っている。